Interviewer: There is an inherent tendency in the Japanese language to avoid coming to the point, to shy away from speaking directly.
Tawada: There is a tendency to assume that everyone will understand if you don’t finish your thought. I don’t like it. If you don’t keep things clear to leave room for various interpretations, that’s one thing, but if you do it because you think everyone shares the same conclusion, that’s not good.
書き起こしたので完璧ではないかもしれませんが
彼女が言いたいことは
日本の文化では自分の発言や意見を最後まで言わなくても
まわりはちゃんと理解してくれるという考えの傾向がある
想像力をかきたてるのが目的ならいいけれど
みんな同じ結論に達すると思ってそうするのは良くない
私もそう思いますね
相手の想像力を刺激するために
少ない言葉で表現するのは良いですが
相手も同じ意見を持っているはず
と思ってそうするのは確かに良くない
協調性は良い面もあるけれど
危険性もありますね
日本人同士ならまだ
なんとかなりますが
外国人と接するときには
気を付けた方が良いですね。
ま、でも英語は
結果を最初にいう仕組みになっているので
大丈夫かもしれないですが
最後に
多和田葉子さんが朗読した詩
とてもおもしろいスタイルだと思いました。
日本語と英語が混ざっています。
Hamlet No See
飛べ、飛べ、とんび、飛べ、とんび、飛び、 飛ぶべきか、飛ばないべきか、 To be, それとも or not to be: それは問題か、 喰え、と言われても、喰えない、 それが問題、que・stion, フクシマのマッシュルーム、と書いてある 喰え・たら喰ってあげたい、 召し上がってくれよ、 たべる な、ない、ないん、ないんだ 喰え、喰え、クエスチョン、 食べられるのか、 フクシマのトマト、フクシマのキャベツ、フクシマの大根、 です、と書いてある やおやのマジックペンで 喰え、喰えず、クエスチョン、 that is the question: Whether 安全か危険か 危険だけど健康 いいえ 安全だけと病気にはなる 調べたから安全です、数字でかく安全、目の中の血管の赤信号、ぴかっぴかっ、意識の中にin the mind含まれた苦悩、suffer シェイクスピアが途切れ途切れに聞こえてくる、海の向こうから、汚れた海の向こうから。なぜ海を敵にまわすのか、死を海に垂れ流す、死ぬのは、死なないのは、死、against a sea of troubles, フクシマのTo die: to sleep; No more; and by a sleep to say we end 海の言語が分からない、もう息ができないと言っているのか、それともまだ還元できると言っているのか、海と話をすることができたなら、and the thousand 千代に八千代にこれから苦しむnatural shocks 自然には還元されないショック 耳をすまして、聞き取れる言語だけでも、波の間から集めて、書き留めて、To die, to sleep 眠らないで、喰え、喰え、クエスチョン・オブ、死、死、シェイクスピア。
Interviewer: There is an inherent tendency in the Japanese language to avoid coming to the point, to shy away from speaking directly.
Tawada: There is a tendency to assume that everyone will understand if you don’t finish your thought. I don’t like it. If you don’t keep things clear to leave room for various interpretations, that’s one thing, but if you do it because you think everyone shares the same conclusion, that’s not good.
書き起こしたので完璧ではないかもしれませんが
彼女が言いたいことは
日本の文化では自分の発言や意見を最後まで言わなくても
まわりはちゃんと理解してくれるという考えの傾向がある
想像力をかきたてるのが目的ならいいけれど
みんな同じ結論に達すると思ってそうするのは良くない
私もそう思いますね
相手の想像力を刺激するために
少ない言葉で表現するのは良いですが
相手も同じ意見を持っているはず
と思ってそうするのは確かに良くない
協調性は良い面もあるけれど
危険性もありますね
日本人同士ならまだ
なんとかなりますが
外国人と接するときには
気を付けた方が良いですね。
ま、でも英語は
結果を最初にいう仕組みになっているので
大丈夫かもしれないですが
最後に
多和田葉子さんが朗読した詩
とてもおもしろいスタイルだと思いました。
日本語と英語が混ざっています。
Hamlet No See
飛べ、飛べ、とんび、飛べ、とんび、飛び、 飛ぶべきか、飛ばないべきか、 To be, それとも or not to be: それは問題か、 喰え、と言われても、喰えない、 それが問題、que・stion, フクシマのマッシュルーム、と書いてある 喰え・たら喰ってあげたい、 召し上がってくれよ、 たべる な、ない、ないん、ないんだ 喰え、喰え、クエスチョン、 食べられるのか、 フクシマのトマト、フクシマのキャベツ、フクシマの大根、 です、と書いてある やおやのマジックペンで 喰え、喰えず、クエスチョン、 that is the question: Whether 安全か危険か 危険だけど健康 いいえ 安全だけと病気にはなる 調べたから安全です、数字でかく安全、目の中の血管の赤信号、ぴかっぴかっ、意識の中にin the mind含まれた苦悩、suffer シェイクスピアが途切れ途切れに聞こえてくる、海の向こうから、汚れた海の向こうから。なぜ海を敵にまわすのか、死を海に垂れ流す、死ぬのは、死なないのは、死、against a sea of troubles, フクシマのTo die: to sleep; No more; and by a sleep to say we end 海の言語が分からない、もう息ができないと言っているのか、それともまだ還元できると言っているのか、海と話をすることができたなら、and the thousand 千代に八千代にこれから苦しむnatural shocks 自然には還元されないショック 耳をすまして、聞き取れる言語だけでも、波の間から集めて、書き留めて、To die, to sleep 眠らないで、喰え、喰え、クエスチョン・オブ、死、死、シェイクスピア。